国土交通省が、優れた都市景観づくりを進めている地域を表彰する「都市景観大賞」で、平成23年度受賞として、江津市が大賞に次ぐ優秀賞に選ばれました。 同賞は、都市空間の美しさに加えて、景観形成のための地元(公、民)の活動や地域活性化・観光交流面への波及効果など、ハードソフト両面から様々な工夫や努力が行われている地区を総合的に評価して表彰していくもので、都市景観の日実行委員会主催・国土交通省後援で平成3年から始められています。
江津市は、古くから石州瓦の産地で、市が石州伝統の赤瓦の採用を学校などの公共施設に積極的に進めているほか、一般住宅への採用を促進する助成制度を設けたり、地元の小中学校の生徒を対象にした「赤瓦の住宅・街並み絵画コンクール」などを開催するなど、多彩な都市景観育成の啓蒙活動を実践、赤瓦の景観を地域資源として保全・再生・活用していることが、今回の受賞につながりました。
ちなみに、山陰両県では05年度に倉吉市打吹地区が大賞、06年度に津和野町環境保全地区が優秀賞、08年度には鳥取夢街道・鹿野町の中世の城下町地区が 優秀所を受賞しています。 そしてこれら受賞地区はいずれも石州赤瓦の街並みの景観で形成されています。
江津市の景観 2011年度「都市景観大賞」優秀賞
倉吉市打吹地区の景観 2005年度「都市景観大賞」大賞
津和野町赤瓦の城下町の景観 2006年度「都市景観大賞」優秀賞
鹿野町中世の城下町の景観 2008年度「都市景観大賞」優秀賞