江戸時代に考案された施工費が安くあがる桟瓦が、全国に普及するのは明治に入ってからのこと。原料となる粘土に恵まれ、交通の便のよい地域に瓦造りが育っていきます。現在(平成24年12月)は全国24箇所で、いぶし瓦や釉薬瓦が生産されていますが、中でも愛知県の三州瓦、島根県の石州瓦、兵庫県の淡路瓦は日本三大産地といわれ、三地域の生産シェアは80%以上になっています。